こんにちは。
ある手術を受けるために、10日間入院していました。
お陰様で、順調に終わり、2週間前に退院できました。
入院するまでは、それが命にかかわらないものでも、
手術の日を迎えるまでは、毎日不安でした。
周りの人に、助けてもらい、乗り越えられました。
教室は、3週間くらいお休みにしていました。
入院直前に、体験レッスンを受けて、
入学を決めてくれた生徒さんに、
いきなり3週間のお休みのことは、言いにくかったけど、
「私も手術を受けたことがあります。(中略)頑張って下さい」
と励ましていただきました。
もちろん「え〜。3週間もお休みなの?」
などと言う人はいませんでしたが、
残念そうな顔をされた方はいました。
長い間ごめんなさい。お待たせしました。
それから、入院中元気になってきてからは、
音楽が聴きたくて聴きたくて、
家に帰ってさっそく聴いたのが、
ラファウ・ブレハッチが弾く、
ショパンのピアノ協奏曲第1番でした。
ラファウ・ブレハッチは、
2005年のショパン国際ピアノコンクールで、
優勝したピアニストです。
ショパンコンクールは、5年に一度の開催で、
今年も、10月にワルシャワで開催されます。
ブレハッチの演奏は、入院前の気持ちが不安な時にも、
よく聴いていました。
不思議なのが、聴いてて、疲れない演奏なんです。
迫力もあるし、くせがないとかでなく、
なんていうか、
健康的で、自然で、優しくて、(曲は短調です)
気持ちがザワザワしなくて、好きでした。
その上、ノーブルで美しい。(評論家? 笑)
ホントに美しいんです。
ピアノ協奏曲第1番、
ブレハッチのピアノがでてくるところで、
涙が出てきて、あれ、5年前にショパコンで聴いたとき、
こんな感動したっけ。って思いました。
入院前の感受性で、ブレハッチの大ファンになりました。(笑)
聴いてみて下さい。教室で感想をお話しできたら嬉しいです。
ちなみに、第1楽章のピアノは、4分半くらいででてきます。
励まし、見守って下さった皆様、
感謝しています。
生徒さんの「あ、先生〜」って声を聞けるだけで、
嬉しかったです。
ありがとうございます。